筑波大学の文系数学は、「舐めている」としか言いようがない
前項でも述べたとおり、高校における数学は、中学の時とは比べ物にならないほど膨大なもので、高校受験は楽に突破できた人でも、高校の数学についていけなくなることは往々にしてあります。勉強しても勉強しても追いつかない、しんどい教科。それが数学。
だから、高校3年になって、私立文系に転向したうえで、数学ではなく社会で受験する、というような生徒が増えてしまうのです。このような『数学難民』が増えてしまったのは、何の紛れもなく文部科学省という悪の組織が作成した教育カリキュラムにすべての原因があります。
そして、文部科学省という悪の組織は、その罪を隠すために、「私立大学に対して、文系学部の合格者数を減らすように」圧力をかけているのです。私立文系の生徒が増えすぎると、文部科学省という悪の組織の罪が多沙汰になってしまうから。
とくに今では、私立大学の文系学部に合格することは、国公立大学の理系学部に合格するよりも難しくなっているというのが現状です。
そこで、どうしても国公立大学に進学しなければならない。そのためには、数学をなんとかしなければならないのです。
数学は、国公立文系の2次試験でも、東京大学や京都大学、一橋大学や大阪大学、東北大学など、文系数学から避けて通れないという難関大学もありますが、センター試験の数学ならば、半年でなんとか仕上がります。そこで文系の場合は、センター試験でしか数学を使わない、入試数学はセンターまで、という大学を探すのです。
関東で国立がいい! というのなら、その中でも、文系数学の問題がかなり簡単な大学があります。『筑波大学 社会・国際学群』です。ほかには、『人間学群 障害科学類』、『情報学群 知識情報・図書館学類』です。
とにかく、筑波大学の文系数学は舐めすぎというくらい簡単です。
まず、筑波大学の数学は、2015年度からは以下のようになっています。試験時間は、全学部共通で、120分です。
@、A 数学U
B 数学B
C、D 数学V(極限、微積分)
E 数学V(複素数平面)
ここで問題となるのは、自分の受ける学部によって、どの問題を解くべきかが変わります。問題数も変わります。工学システムになりますと、C〜Eの3問は必ず解答、@〜Bから2問を選択、計5問を回答します。医学部になりますと、必答問題と選択問題が入れ替わり、前半3問が必答、後半3問から2問を選択、計5問を回答します。
では、文系数学はどうか? といいますと、Bは必ず回答、@およびAから1問を選択、計2問を回答します。
理系数学と同じ、120分で、です。
そんなバナナ!
理系の学部は、同じ120分でも5問を回答しなければならないほどの問題。同じ120分でも文系は2問です。こんな舐めている大学など、ほかにありません。
では、この文系数学というのは、あくまで選択科目です。世界史B、日本史B、地理B、数学U・Bから1科目選択というスタイルになっているのです。ほかの選択科目はどうなのでしょうか?
結論から言いましょう。
筑波大学の社会は糞です。
ゲキで難しいです。
400字以内で論述する問題を、120分で4問解かなければならないからです。記述量でいえば、1500字から1600字。指定された語句を用いながら、あーかな、こーかな、と考えながら、字数を充足するように論述しなければならないです。
筑波大学の人文・文化学群には、社会はあっても、文系数学という癒される科目の選択肢がありません。本当に受験生がかわいそうです。
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