『私大のセンター利用は危険である』って?


 私立大学の9割が今実施している『センター試験利用入試』というのがあります。管理人も千葉工業大学工学部生命環境科学科に『センター利用』で受かり、本命の筑波大学第三学群工学システム学類に落ちて、千葉工大に入学したものです。そんな中で、松原一樹様がこの『センター利用』について、バサッと斬っています。




 管理人がタイトルで『○○』って? と書いているときって、だいたいそれに反論しているケースが多いのです。では、松原一樹様の上の動画、間違った主張なのでしょうか?


 残念ながら、私大のセンター利用というのは、国公立を受ける人が安い費用と労力で私立を受けられるための措置である、というのは誤りではありません。


 しかしやはり、反論したい部分があるので、ツッコミたいところです。


 最近では『早稲田文系専願』とか言っているバカがいるわけです。2019年度の早稲田大学の入試日程は以下のようになっているのですが、これを全部受けようとか言っている人もいるわけです。ちなみに、理工学部3つは2月16日にありますが、これは省いています。

2月12日 文化構想学部
13日 国際教養学部
14日(管理人の誕生日) スポーツ科学部
15日 法学部
17日 文学部
18日 人間科学部
19日 教育学部
20日 政治経済学部
21日 商学部
22日 社会科学部

 以下の動画は、早稲田大学を5つのグループに分けているものですね。英語と国語と歴史ですか。どの科目が難しいかというのが一目見て分かります。



 歴史の難易度でいえば、文学部・文化構想学部<法学部・政治経済学部<社会科学部・商学部とでもなるのでしょうか。一方で、国語の難易度は、社会科学部や商学部は比較的優しく、文学部や文化構想学部は最難関といわれます。


 そしてここから何が言えるかというと、早稲田大学でも学部によって問題の傾向が異なります。スポーツ科学部なら小論文が社会の代わりに課されます。早稲田専願なんて言うけれど、実際のところは傾向の異なる複数の学部の対策をしないといけないのです。英語も国語も社会もかなりのレベルまで鍛えないといけません。

 一方でセンター利用なら、センターの点数だけで複数の学部に願書を出すことができます。

 自分は早稲田大学商学部一本で受験するというのなら、センターは考えずに一般入試一本で考えるべきだという主張ならまだしも、中には日程のばらけた、都合の良い日程の組み合わせで受験するというバカげた人もいるわけです。

 だったらセンターで5教科やって、900点満点中810点以上取るという目標を立てて勉強することを考えるべきなのではないのですか?




 上の動画、シノハラ様の講演になりますが、やはり3校以上の併願はリスクが高いと言っていますね。そんな下手な鉄砲数撃ちゃ当たる、のような精神では、合格する可能性を下げてしまうということです。やはり、複数の大学学部に併願で受験するというのなら、センター利用を考えるのも一つの手といっていますね。


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