8+8=15。これが大阪府立高槻上牧高等学校の国語の授業だ!


 さて社系、世間で言うなら文系とでもいうべきでしょうか。社会系か理科系のどちらかに高校生は分別されるのですから、大阪府立高槻上牧高等学校では、理系と社系という言い方をしています。

 1年生では数学T・A・U・Bを全部終わらせ、社系は2年生以降数学の授業がありません。理系が数学Vの授業を受けているさなか、社系は『国語総合』をいうのを前期にやります。そして後期に『現代文B』『古典B』というのを4単位ずつ学習します。17.5週間、半年で終わりにするのですから、週8コマこなさないといけません。『現代文B』を週8コマ、『古典B』を週8コマ、並行して授業を進めている、と多くの方は思われるかもしれません。

 残念ながら、間違いです。

 下の動画をご覧ください。3分19秒からの一言、これに尽きます。



 現代文⇒古文⇒漢文という流れがあるようです。ですから、後期中間試験(12月20日くらい)までに『現代文B』を週15コマやって、冬休みをはさんだ後、『古典B』の古文、そして漢文を週15コマやる、という流れになります。

 月曜日から金曜日まで、週5日授業があるとすると、1日国語の授業時間コマが3コマあるということになります。そこまで間隔を詰めると、前の授業でどこまでやったかって、生徒も教師も覚えています。当たり前ですけれど。ですから、サクサク授業が進むのです。


 ここで皆さん、違和感を覚えますよね。8+8=15になるっておかしいじゃないかと。国語は週16コマ用意する必要があるんじゃないの? と思われることでしょう。しかし、心配するに及びません。現代文を読む感覚、古文を読む感覚、漢文を読む感覚というのは、短期集中でやっていったほうが掴みやすいのです。ですから、週15コマの授業で事足りるのです。

 8+8=15というのは、まさに本当の話。2年生が終わるまでに、『現代文B』『古典B』は教科書内容の授業が終わります。

 余った1コマは……


 そうだ! みんなで野球しよう!





 いや、実際にはやらないですけれど、それでも自習の時間を取ることができます。英語を鍛えてもいいですし、数学や国語の2次試験対策だってやってもいい。

 高校受験の際の偏差値が高々52程度しかない公立高校から、毎年京都大学や大阪大学をはじめとする国公立大学に多数現役合格者を出すためには……

 生徒は、画像の女の子のように、生き生きとしていなければならない。

 ゆとり教育でないと、生徒は伸びないのです!


 画像は、『魔法使いプリキュア!』第32話、Aパートの真ん中あたりです。花海ことは様は最強説です。サッカーボールの蹴り方もうまいのですよ。


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