『受験研究舎 リュケイオン』のカリキュラムでは難関大現役合格は無理!?


『受験研究舎 リュケイオン』のホームページには、「難関大現役合格を果たすには、高校1年生から受験対策を講じるべきだ」という表現があります。これはもちろん、間違ってはいません。しかし、YouTubeなどで活躍されているよなたんさんこと与那嶺先生の講演(?)を聴く限り、『受験研究舎 リュケイオン』に載っているカリキュラムに従っているようでは、難関大現役合格は難しい、と言わざるをえません。

 この言葉を聞いて不快感をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。しかし“そう言わざるをえない”のが大学入試を取り巻く現状です。

 以下、『高校1年からの受験対策の必要性』というページからの文を引用して利用してみますが、一部表現を変えているところがあります。


 入試日から逆算しましょう。国公立大2次試験は2月末です。しかし、1月にセンター試験がありますので11月・12月はセンター対策に学習時間の多くを費やすことになります。センター終了〜2次までは1ヶ月しかありませんから、この期間は『今までの学習を完成させる期間』であり、『実力養成期間』ではありません。
 2次試験に対応できる実力はセンター対策“を”始“め”る11月までに目鼻をつけておく必要があるのです。

『センター対策“を”“め”る11月』……ここが大きな弱点になるのです。

 以上、引用(?)終了。


 以下、与那嶺先生の講演です。8分20秒くらいからにご注目ください。





 そんなバナナ!


 11月から全教科のセンター対策をやっていては遅すぎるだとー!!


 12分14秒あたりにも注目です。ここでは、センター試験で5教科やって、85%くらいの得点率を叩き出せば、(キュア)マーチこと明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学なども、センター利用入試で余裕で押さえられる、とあります。しかし、『受験研究舎 リュケイオン』の運営者(学習塾の講師です)から見れば……

 迷惑なことこの上ないです。

 受験生が私大を受ける必要がなくなれば、その対策講義の授業料を徴収できなくなるからです。12分36秒からの一言が、まさに予備校にとっての絶好のチャンス。


 センターでこけるから私立のすべり止め対策もしなきゃいけないー↑


 そして予備校は受験生の弱みに付け込んで、私立のすべり止め対策の講座も用意するわけです。やっぱりこの時期、センターでこけると受験生の心理ってかなりがたつくから。だいたい予備校というのは、受験生を毎年のように相手にしているから、6分8秒の下部の字幕で表示される真実を、把握していないわけがないのです。でも予備校側は何の手も打とうとしないのは、私立のすべり止め対策という最後の授業料徴収のチャンスをつかむためしかないのです。


 補足。本当は、上のほうの文、『センター対策“を”始“め”る11月』というのは誤りで、『センター対策が始まる11月』にしないと、正しい引用にならないのです。
 ならばハッタリなのか? というと、そうでもありません。『受験研究舎 リュケイオン』のホームページをくまなく調べると、こんな表現が乱発しているのです。

・数学はセンター対策よりも2次対策のほうが重要だ。
・英語や数学はまずは2次対策。センター対策は1、2年ではやるべきではない。直前からでも十分間に合う。

 ね? 上のほうの文、全然おかしくないでしょう? むしろ、『センター対策が始まる11月』という表現のほうが不適切なのです。管理人も予備校の講師に言われたことがあります。まさに予備校の金もうけのためだったと判断せざるをえないのです。


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